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あらすじ

アフリカでほそぼそと暮らしていたホモ・サピエンスが、食物連鎖の頂点に立ち、文明を築いたのはなぜか。その答えを解く鍵は「虚構」にある。我々が当たり前のように信じている国家や国民、企業や法律、さらには人権や平等といった考えまでもが虚構であり、虚構こそが見知らぬ人同志が協力することを可能にしたのだ。やがて人類は農耕を始めたが、農業革命は狩猟採集社会よりも苛酷な生活を人類に強いた、史上最大の詐欺だった。そして歴史は統一へと向かう。その原動力の一つが、究極の虚構であり、最も効率的な相互信頼の制度である貨幣だった。なぜ我々はこのような世界に生きているのかを読み解く、記念碑的名著!
――本書(上巻)より引用

【読書感想】 サピエンス全史 ユヴァル・ノア・ハラリ

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あらすじ

クロアチアからアイスランドまで、東欧を中心に16の国と地域を巡った渾身のルポルタージュ。最後の魔境、旧共産圏の知られざるサッカー世界を体当たり取材。
史上最凶のフーリガンと恐れられるBBBと往く遠征随行記など東欧を中心に10年以上にわたって取材を続けてきたジャーナリストが、旧共産圏に渦巻くサッカーの熱源を体当たり取材と迫真の写真で解き明かす、渾身のルポルタージュ。
戦争、民族問題で分断され、相容れない国家、民族、サポーターはなぜ、病的なまでにサッカーを愛し続けているのか?否、だからこそ彼らはサッカーにすべてを注ぎ続けるのか?
権力闘争に揺れるクロアチア、オシムが涙したボスニアのW杯初出場、“十字軍"ジョージアの躍進、ウクライナ政変直後の緊迫のダービー、キプロスに横たわる分断の影、ギリシャが挑む「債権者ダービー」など、知られざる世界を巡る壮大な見聞録がここに完成。

【読書感想】 東欧サッカークロニクル 長束恭行

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あらすじ

世界最強と謳われるイスラエルの対外情報機関「モサド」。謎に包まれたその実態をスパイ小説の巨匠が明かす。ホロコーストの首謀者アイヒマンの拉致、テロ組織「黒い九月」への報復、シリアと北朝鮮が密かに設置した核施設の破壊、さらにイランの核開発を阻止するための秘密戦争……。命がけのミッションに挑むエージェントたちの姿を通して国家存亡を左右する暗闘の真実を描くベストセラー・ノンフィクション。解説/小谷賢
――本書より引用

【読書感想】 モサド・ファイル (ハヤカワ文庫NF)

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内容

「憲法は私たちが守らなくてはならないものか」「憲法改正手続を定める憲法九六条は改正できるか」「日本の上空を通過する他国を攻撃するミサイルを撃ち落とすことは合憲か」など、24の問いに答えながら、日本国憲法の思想と骨格を平明に解説。社会問題となっている事象と憲法との関係をときほぐす、市民のための憲法入門。
――本書より引用

読書感想

読みどころ

  • とっつきにくい「憲法」について身近なできごとに絡めてわかりやすい文章で教えてくれる。
  • 憲法の成り立ちをふり返りなぜ人類は人権や福祉といった思想を持つに至ったかがわかる。
  • ニュースで「憲法改正」の話を耳にするようになった昨今、(私のように)ついていけない人にぴったりの入門良書。

本書を読むキッカケ

普段身近に感じることが少なく知る機会もなかなかない「日本国憲法」。

学生時代にしっかりと教わった記憶もなく、何かの機会にかなり努力をしないと一向にわからないモノとして認識していた。

毎度選挙のたびに関心を高めるため何かしらの政治や法学に関する本をめくるのだが、最近聞かれる「憲法改正」とは何が問題なのかがさっぱりであった。

このたび突如行われることとなった衆議院解散総選挙に乗じて少しでも知ろうとあがいてみようと本書を手に取ってみた。

憲法とは空気のようなものである

日本で暮らすすべての人に影響を及ぼしているのだろう「日本国憲法」なるものだが仕事や研究で日常的にかかわる人を除けばその実感は極めて薄いのではなかろうか。

本書の冒頭でなるほどと理解を促してくれる文章があった。

よく、「憲法とは空気のようなものである」と言われます。空気は、生物が生きていく上で欠くことのできない重要なものですが、空気を吸ったり吐いたりすることが私たちの意識にのぼることはほとんどありません。ところが、空気が汚染されたり、酸素濃度が低下したりすると、たちまちその存在を意識せざるをえなくなる。空気に対する無意識の状態が、私たちと空気との最もよい関係を表しているとも言えるでしょう。
――本書より引用

なるほど。

ではニュースなどでその存在が話題にのぼることはつまり、私たちと憲法の「最もよい関係」に何らかの変化が起きていることを意味していることか。

そしてその変化とは何か。

そのためにはまずそもそもを理解する必要があり、本書はその第一歩をやさしく支援してくれる。

身近な例、わかりやすい文章

憲法、法学など政治にかかわることは専門用語や独特な言い回しなどもあり大変とっつきにくい。
本書のよいポイントのひとつは身近なできごとと憲法の関係性を例にあげ、それをわかりやすい文章で解説していることだ。

例として用いられているもの目次からザっと列挙してみる。

  • いじめ
  • 知る権利
  • 女性の再婚
  • 日の丸と君が代
  • 総理大臣の靖国訪問
  • 無修正ポルノ
  • 犯罪者の権利
  • 都市計画による補償
  • 生活保護の支給額

そしてその内容では関連する細かな例がいくつも登場し、その範囲は多岐に渡る。
憲法とはこの国で暮らすわれわれのありとあらゆる部分に影響があるものだと実感させられる。

憲法誕生の歴史的経緯

ふだん空気のような存在でありながらわれわれの生活の隅々にまで関係する憲法とはどのように生まれたのか。

本書では日本の憲法のみならず、そもそも人類が憲法を生み出した経緯を振り返る。

そのことにより、一部のものが国を支配していた時代からやがて市民が力を持つようになり、そして世界中で戦争に明け暮れた人類の経験が、憲法に注ぎ込まれているのだと知ることができる。

世界のすべての国が立憲主義に基づいたものではないが、つまり増えに増えた人間たちがより賢く共存していくために生まれたひとつの知恵が憲法という具合だろうか。

大変有用な憲法の入門書

憲法の話題は中途半端に情報を得ようとすると両極の極論ばかりが目につき一向に理解の助けとはならない。

まずはそもそも憲法とはなにかをつかみ、そして何が起きているのかを理解していくのが良いのではないかと考えている。

日常の暮らしの中でなんとなく理解していることが明文化されており、それらを読むことではっきりと理解につながる本書は良き入門書だった。


著者について

渋谷秀樹
1955年兵庫県加古川市生まれ
1984年東京大学大学院法学政治学研究科博士課程満期退学
2013年博士(法学)(大阪大学論文博士)
現在ー立教大学大学院法務研究科教授
著書ー『憲法訴訟要件論』(信山社出版)
   『日本国憲法の論じ方』
   『憲法』(以上、有斐閣)ほか
共著ー『リーディングズ現代の憲法』(日本評論社)
   『憲法1 人権』『憲法2 統治』(有斐閣)ほか
――本書より引用

【読書感想】 憲法への招待 新版 渋谷秀樹

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あらすじ

精神医学を根底から問い直す画期的論考!人類は狂気とどう向き合ってきたか。自殺の主因を「うつ病」に求めていいのか。健康ブーム、アンチエイジング医学に潜む危険な兆候とは──〈異常〉と〈正常〉の線引きを歴史的に検証し、人間の精神とはなにかを改めて考える。
――本書より引用

【読書感想】 異常とは何か 小俣和一郎

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あらすじ

最強のクライマーとの呼び声も高い山野井泰史。世界的名声を得ながら、ストイックなほど厳しい登山を続けている彼が選んだのは、ヒマラヤの難峰ギャチュンカンだった。だが彼は、妻とともにその美しい氷壁に挑み始めたとき、二人を待ち受ける壮絶な闘いの結末を知るはずもなかった――。 絶望的状況下、究極の選択。鮮やかに浮かび上がる奇跡の登山行と人間の絆、ノンフィクションの極北。
――本書より引用

【読書感想】 凍 沢木耕太郎

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あらすじ

私たちを地球につなぎ止めている重力は、宇宙を支配する力でもある。重力の強さが少しでも違ったら、星も生命も生まれなかった。「弱い」「消せる」「どんなものにも等しく働く」など不思議な性質があり、まだその働きが解明されていない重力。重力の謎は、宇宙そのものの謎と深くつながっている。いま重力研究は、ニュートン、アインシュタインに続き、第三の黄金期を迎えている。時間と空間が伸び縮みする相対論の世界から、ホーキングを経て、宇宙は一〇次元だと考える超弦理論へ。重力をめぐる冒険の物語。
――本書より引用

【読書感想】 重力とは何か 大栗博司

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あらすじ

大好きな山で仕事ができる、ただそれだけの理由でヘリコプター会社に入った篠原秋彦は、山小屋への物資輸送のかたわら、空からの遭勤救助法の確立を目指す。ひとりでも多くの人の命を救いたい。そのために山を研究し、私生活を犠牲にして現場に飛び込んでゆく。そのすさまじいまでの救助の実態を、山岳遭勤ルポの第一人者、羽根田治が真実に迫る筆力で紹介する。
――本書より引用

【読書感想】 空飛ぶ山岳救助隊 羽根田治

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あらすじ

学生・社会運動の嵐が吹き荒れた一九六九年の五月十三日、超満員となった東大教養学部で、三島由紀夫と全共闘の討論会が開催された! 自我と肉体、暴力の是非、時間の連続と非連続、政治と文学、観念と現実における美……。互いの存在理由を巡って、激しく、真摯に議論を闘わせる両者。討論後に緊急出版されるやたちまちベストセラーとなり、いまだ”伝説の討論”として語り継がれる貴重なドキュメント、三十四年ぶりの復活!
――本書より引用

【読書感想】 美と共同体と東大闘争 三島由紀夫・東大全共闘

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あらすじ

「牛方節」「斎太郎節」「新相馬節」……。土地に生まれて根づいた唄に、人々はどんな思いを込めてきたのか。時代を経て人々に口ずさまれる中で、唄はどのような変容をとげてきたのか。詩人が、津軽三味線の二代目高橋竹山とともに、東日本大震災の直後に被災地の村々を行脚した稀有な旅の記録。

【読書感想】 東北を聴く 民謡の原点を訪ねて 佐々木幹郎

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アメリカの巨大軍事産業 装丁

概要

戦争、紛争、そしてテロといった武器を用いた争いは止むことなく世界各地で行われている。しかし、そこで使われる銃や兵器は誰が作り、持ち込んだものなのか。

アメリカの30兆円にものぼる国防費を背景に、軍需産業は国家と固く結びつきマーケットを世界へと広げている。

そのルーツは建国時代までさかのぼり、現在まで姿形を変えながら拡大を続けたアメリカの軍需産業を詳細に分析した一冊。

※数字は出版時2001年時事ドットコム:【図解・国際】米国防予算の推移

【読書感想】 アメリカの巨大軍需産業 広瀬隆

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ヤクザマネー 装丁

概要

2007年11月11日にNHKで放送された「ヤクザマネー~社会を蝕(むしば)む闇の資金~」の取材班による取材記録。

政府が進めた金融規制緩和により、投資マネーが膨れ上がり、新規上場を目指すベンチャー企業がいくつも登場する。

そこには大量の資金を供給するヤクザと、それを高度な金融知識で運用する元金融マンたちの姿があった。

【読書感想】 ヤクザマネー NHK「ヤクザマネー」取材班

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文章の書き方 装丁

概要

「テキストライティングのハック本」、ではない。

著者は「文は心である」ことを何度も強調し、多くの名文を紹介しながら生き方、日々の振る舞いを丁寧に語る。

明日からの心構えを正してくれる一冊。

【読書感想】 文章の書き方 辰濃和男

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陪審裁判を考える 装丁

概要

日本でも、昭和初期に15年間施行されたことがあるとはいえ、陪審裁判への不安や抵抗感は、未だ根強いといわざるを得ない。しかし、いまや、市民の司法参加という観点から、是非論を超えた陪審制度の検討が必要ではないだろうか。本書は日本の現行裁判制度の問題点を探りつつ、アメリカの陪審裁判の実際と比較し、さらに、かつて日本の陪審法がなぜ定着できなかったのかを、具体的な資料によって跡づけようとするものである。
――本書より引用

【読書感想】 陪審裁判を考える―法廷にみる日米文化比較 丸田隆

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少年法 装丁

内容

少年犯罪は悪化しているのか。厳罰主義は本当に有効なのか。本書は、立法の基本理念や運用手続きの実際を解説し、改正問題の論点など少年法の将来を展望するものである。
――本書より引用

【読書感想】 少年法―基本理念から改正問題まで 澤登俊雄

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皇室制度 装丁

内容

天皇と皇室の制度は明治期にどのように「創出」され、どのように展開・変容して、現代にいたったのか。明治憲法と皇室典範を中核とする法体系の成立事情と運用の実態を追い、民間の天皇論や国体論、皇室財産論議、戦後皇室制度の国会審議など、さまざまな興味深い論点を提示していく。気鋭の歴史家が日本近現代史の核心に挑む意欲作。
――本書より引用

【読書感想】 皇室制度―明治から戦後まで 鈴木正幸

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屠場 装丁

内容

筑豊やチェルノブイリの記録を発信してきた本橋成一が、故なき職業差別と身分差別に抗いながら、大阪・松原の屠場でいのちと向き合う人びとを追った、渾身のドキュメント。
――本書より引用

【読書感想】 屠場 本橋成一