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あらすじ

未解決だった難事件を次々と解決、やっと日の目を見つつある特捜部Q。だが捜査を待つ事件は増えるばかりだ。そんななか、特捜部の紅一点ローセが掘り起こしてきたのは、20年以上前にエスコート・クラブの経営者リタが忽然と姿を消した奇妙な事件。しかもリタとほぼ同時に失踪した者が、他にも5人いることが判明し……。 デンマークの代表的文学賞「金の月桂樹」賞を受賞、ますます波に乗る大人気警察小説シリーズ第4弾!
――本書より引用

【読書感想】 特捜部Q―カルテ番号64―

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あらすじ

時はロシア革命と第一次世界大戦の最中。英国のスパイであるアシェンデンは上司Rからの密命を帯び、中立国スイスを拠点としてヨーロッパ各国を渡り歩いている。一癖も二癖もあるメキシコやギリシア、インドなどの諜報員や工作員と接触しつつアシェンデンが目撃した、愛と裏切りと革命の日々。そしてその果てにある人間の真実――。諜報員として活躍したモームによるスパイ小説の先駆けにして金字塔。
――本書より引用

【読書感想】 英国諜報員アシェンデン サマセット・モーム

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あらすじ

ギヴ。それがその犬の名だ。彼は檻を食い破り、傷だらけで、たったひとり山道を歩いていた。彼はどこから来たのか。何を見てきたのか……。この世界の罪と悲しみに立ち向かった男たち女たちと、そこに静かに寄り添っていた気高い犬の物語。『音もなく少女は』『神は銃弾』の名匠が犬への愛をこめて描く唯一無二の長編小説。
――本書より引用

【読書感想】 その犬の歩むところ ボストン・テラン

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あらすじ

三月も終わりに近いある日、出張先のシカゴから帰宅したスターン弁護士は、妻の自殺を発見する。どうして? 突然のことに驚きを隠しきれないスターン。妻宛の病院からの請求書も気になる。一方、依頼人である義弟には大陪審から召喚状が届く。真実を探り当てるべく、見慣れた顔に隠された欺瞞をはがす執念の日々が始まった!
――本書より引用

【読書感想】 立証責任 スコット・トゥロー

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あらすじ

小さなバラ色の雲が空から降りてきて、シナモン・シュガーの香りで二人を包み込む……ボーイ・ミーツ・ガールのときめき。夢多き青年コランと、美しくも繊細な少女クロエに与えられた幸福。だがそれも束の間だった。結婚したばかりのクロエは、肺の中で睡蓮が生長する奇病に取りつかれていたのだ――パリの片隅ではかない青春の日々を送る若者たちの姿を優しさと諧謔に満ちた笑いで描く、「現代でもっとも悲痛な恋愛小説」。
――本書より引用

【読書感想】 うたかたの日々 ボリス・ヴィアン

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あらすじ

世界最強と謳われるイスラエルの対外情報機関「モサド」。謎に包まれたその実態をスパイ小説の巨匠が明かす。ホロコーストの首謀者アイヒマンの拉致、テロ組織「黒い九月」への報復、シリアと北朝鮮が密かに設置した核施設の破壊、さらにイランの核開発を阻止するための秘密戦争……。命がけのミッションに挑むエージェントたちの姿を通して国家存亡を左右する暗闘の真実を描くベストセラー・ノンフィクション。解説/小谷賢
――本書より引用

【読書感想】 モサド・ファイル (ハヤカワ文庫NF)

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あらすじ

第二次世界大戦下のイギリス。夫に先立たれた一人の老ピアニストが出会ったのは、一羽の傷ついた小雀だった。愛情深く育てられたスズメのクラレンスは、敵機の襲来に怯える人々の希望の灯となっていく――。特異な才能を開花させたクラレンスとキップス夫人が共に暮らした12年間の実録。世界的大ベストセラーの名作。解説・小川洋子
――本書より引用

【読書感想】 ある小さなスズメの記録 クレア・キップス

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あらすじ

宿敵ザラチェンコと対決したリスベットは、相手に重傷を負わせるが、自らも瀕死の状態に陥った。だが、二人とも病院に送られ、一命をとりとめる。この事件は、ザラチェンコと深い関係を持つ闇の組織・公安警察特別分析班の存在と、その秘密活動が明るみに出る危険性をもたらした。危機感を募らせた元班長は班のメンバーを集め、秘密を守る計画を立案する。その中には、リスベットの口を封じる卑劣な方策も含まれていた。
――本書より引用

【読書感想】 ミレニアム3 眠れる女と狂卓の騎士

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あらすじ

女性調査員リスベットにたたきのめされた後見人のビュルマンは復讐を誓い、彼女を憎む人物に連絡を取る。そして彼女を拉致する計画が動き始めた。その頃ミカエルらはジャーナリストのダグと恋人ミアが進める人身売買と強制売春の調査をもとに、『ミレニアム』の特集号と書籍の刊行を決定する。ダグの調査では背後にザラという謎の人物がいるようだ。リスベットも独自にザラを追うが、彼女の拉致を図る者たちに襲撃された!
――本書より引用

【読書感想】 ミレニアム2 火と戯れる女

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あらすじ

月刊誌『ミレニアム』の発行責任者ミカエルは、大物実業家の違法行為を暴く記事を発表した。だが名誉毀損で有罪になり、彼は『ミレニアム』から離れた。そんな折り、大企業グループの前会長ヘンリックから依頼を受ける。およそ40年前、彼の一族が住む孤島で兄の孫娘ハリエットが失踪した事件を調査してほしいというのだ。解決すれば、大物実業家を破滅させる証拠を渡すという。ミカエルは受諾し、困難な調査を開始する。
――本書、上巻より引用

【読書感想】 ミレニアム1 ドラゴン・タトゥーの女

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あらすじ

  • 上巻より引用
その手紙は、ビンに収められたまま何年間も海中にあり、引き揚げられてからもすっかり忘れ去られていた。だがスコットランド警察からはるばる特捜部Qへとその手紙が届いたとき、捜査の歯車が動き出す。手紙の冒頭には悲痛な叫びが記されていたのだ。「助けて」いまひとつ乗り気でないカールをよそに、二人の助手アサドとローセは判読不明のメッセージに取り組む。やがておぼろげながら、恐るべき犯罪の存在が明らかに……
――本書より引用

【読書感想】 特捜部Q Pからのメッセージ

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あらすじ

アメリカ中部の大都市、地方検事を選ぶ選挙戦のさなかに、美人検事補が自宅で全裸の絞殺死体となって発見された。変質者によるレイプか、怨みが動機か、捜査に乗りだしたサビッチ主席検事補は、実は被害者と愛人関係にあった間柄、容疑が次第に自分に向けられてくるのを知って驚く――現職検事補による世界的ベストセラー!。
――本書より引用

読書感想

読みどころ

  • 法定を舞台に検察と弁護側が繰り広げる答弁が熱い裁判ミステリ。
  • 司法に携わる人々の人間模様とその舞台裏を現職検事が丹念に描いた読み応えある作品。
  • 冷徹に事実のみの積み重ねを要求する「法」と矛盾に満ちた「人間」の対比が浮き彫りになる。

上下巻の大半を占める法定でのやり取り

現実における事実とは異なるとの印象が強いが、刑事罰において以下のような原則がある。

「刑事裁判で、証拠に基づいて有罪を宣告されるまで、被告人は無罪と推定されるべきであるということ。疑わしきは罰せずを原則とする。」

この原則は日本でもこの物語の舞台である米国でも変わらない。

主人公の「ラスティ」は被告の有罪を勝ち取る仕事を担う検事でありながら、被告として裁判で無罪を争うことになる。
そして「推定無罪」とはやはり人類が生み出したただの理想や建前なのか、彼はすべてを失う。

この物語の大半は法定でのやり取りであり、その他はラスティの視点を通じて眺めた司法の世界の裏側である。
証言くずしの緊張感もさることながら、法律の持つ性質とは対極に位置する矛盾をはらんだ人間たちの行動が織りなすドラマ性がハイライトと言える作品だった。

ラスティの日常、唐突に訪れる日常の崩壊

ラスティは首席検事補として日々働く男だ。
ボスに認められ妻と息子との暖かな家庭のために働いている。
上巻の前半部はラスティが送る司法世界のごく日常であるが徐々にそのほころびが明らかとなる。

ラスティは同僚の女性検事への恋に狂う。
キャロリンというこの女性は美貌に恵まれて自分の武器を最大限に活かすすべを知っており出世のために男たちを翻弄するのだがラスティは見事に手玉に取られる。

ここまでなら愚かな男の話なのだが、キャロリンは何者かに殺害されてしまう。
ラスティは捜査を任され事件解明へと挑むことになるのだが、あるパーティーで同僚たちに容疑者として告発される。

緊張感に満ちた法定バトル

上巻の後半から下巻の後半までは裁判所をその舞台へと移す。

だがそれまでのくだりを読んできた私にはラスティは犯人ではないと強い印象を抱いている。
そう本作は法廷ミステリ。彼が司法の場でいかに無罪を勝ち取るかが焦点となる。

このパートは大変読み応えがある。
現職検事である著者は検察・弁護側の戦略や、証言や証拠はどのように証明され崩されるのかをその当事者の心情と併せて仔細に描き出す。
手に汗握る瞬間を幾度も体感できるその文章は実に素晴らしい。

そしてこの法廷シーンにおいては主人公が入れ替わる。
ラスティの弁護を担うのはスターン弁護士という人物。
彼の冷静で鋭い言述でもって次々に検察側の証拠を葬り去るさまは正に「スターン無双」。これがタイトルでもいいんではないかという暴れっぷりである。

近いうちに読んでみたいと思っている同著者の作品「立証責任」という作品は、このスターン弁護士の物語とのこと。


法定の外にある現実

裁判はある意外性を伴いながらも大方の期待通りであろう判決で締めくくられる。

忘れてはいけない肝心なこと。
犯人はいったい誰か。

法定ミステリだと書いたが裁判のあとにハイライトといえるくだりが続く。

ほんの一章を割いただけの夫婦のやりとりはこの上ない驚きと悲しみに満ちたものだった。
ラスティという人物の人生を描いた部分には単にミステリ作品と呼べない文学性を帯びており、またこの著者は詩的な表現を織り交ぜ読者を物語へと惹きつける。

合理的に秩序を紡ぎ上げ法を生み出した我々人間はその対極を示すかのように矛盾に満ち溢れ愚かな振る舞いを止めることができない。

痺れるミステリ劇と法とは何か人間とは何かと考えさせられる人間ドラマが見事に一つの物語として完結する作品だった。



映像作品について

あとがきで訳者が紹介していたのだが本作は映画作品となっているそうだ。
法定でのやり取りの場面は映像作品で映えるだろう。
一度観てみようと思う。


著者について

スコット・トゥロー
Scott Turow
1949年、シカゴ生れ。スタンフォード大学大学院で創作を学んだ後、同行で講師として文芸創作を教えていたが、志望を変更、26歳でハーヴァード・ロースクールに入学、法曹界を目指した。この頃の体験を日記体で綴った「ハーヴァード・ロー・スクール」(早川文庫)も好評を得たが、87年、シカゴ地区連邦検察局の現職検事補の身でありながら本書を発表、一躍”時の人”となった。第二作”The Burden of Proof”もベストセラーとなった。
――本書より引用

訳者について

上田公子(うえだ・きみこ)
1930(昭和5)年、神戸市生まれ。熊本県立女子専門学校英文科卒業。英米文学翻訳家。主な訳書にスコット・トゥロー『立証責任』『有罪答弁』(文春文庫)、ベン・エルトン『ポップコーン』(早川書房)、パトリシア・ハイスミス『贋作』(河出文庫)ほか多数。2011年、没。
――本書より引用

【読書感想】 推定無罪 スコット・トゥロー

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あらすじ

キューバの老漁夫サンチャゴは、長い不漁にもめげず、小舟に乗り、たった一人で出漁する。残りわずかな餌に想像を絶する巨大なカジキマグロがかかった。四日にわたる死闘ののち老人は勝ったが、帰途サメに襲われ、舟にくくりつけた獲物はみるみる食いちぎられてゆく……。徹底した外面描写を用い、大漁を相手に雄々しく闘う老人の姿を通して自然の厳粛さと人間の勇気を謳う名作。
――本書より引用

読書感想

読みどころ

  • アメリカを代表する作家の一人ヘミングウェイが最期に残した名作。
  • 半世紀以上前の作品とは感じさせない瑞々しさをたたえておりまた長く読まれる名作としての力強さもある。。
  • 老人による一度の漁で人生や自然界の縮図を感じさせてしまう文章に圧倒される。

Don't think, just read it.

作品が全てでありこれ以上でも以下でもない。
いまさら何かを述べる必要なんてない。

そんな気持ちになった作品だったよ、ということで最小限のメモを。

老人サンチャゴは小舟を押して海に出る。

八十五日の不漁という不運を取り返すべく大物を目指す。

キューバの明るい日差しの下でとうとう彼は大物に巡り会う。

なかなかにしぶとく鈎と縄で繋がった老人と大物は幾日も海をさまよう。

長時間の格闘の末ついに勝負は決する。

あとは港に帰るだけだが何匹ものサメが群がりその行く手を阻む。

港に帰り着いたとき、大物はすっかり無残な姿となり老人は精魂尽き果てるほどにくたびれてしまった。

漁に出ている間、老人は幾度も自分自身や魚と対話し過去の記憶に思いを巡らせる。

大物と格闘しているとき、かつてまる一日かけてガタイの良い黒人と腕ずもうの勝負をしたこと。
傷つき疲れ切ったとき、いつもかたわらでやさしく世話をしてくれる少年のこと。

失意と希望の間で揺れながら、一時は大物を仕留めた勝利に歓喜を抱くものの、生死のやりとりにおける罪についての思索に囚われたりもする。
手にしたものをものの数時間後には失ってしまう人生の儚さも味わう。

儚い勝利と敗北が横たわる一連の漁は、まるで人の一生を描いているかのようだ。
また自然界は豊かに、そして残酷に回っているのだとあらためて認識する。

人生は勝敗のみで決するものではない終わり方も胸を打つ。

巻末の訳者による解説に興味深い話があったのでメモを。

時間の原理のうえになりたったヨーロッパ、空間の原理のうえになりたったアメリカ。
――本書より引用
短編ですと、人生の一断片を未解決のままに冷たく描き出すということでいいでしょうが、長編では、なんらかの思想がその背景にないと、いたずらに人物や事件の通俗的なスペクタルになってしまって、内容的にも、形式的にも、緊張した構成の美は得られません。たとえ作品のなかに露に出てこなくても、やはり作者の倫理感が長編の展開を押しすすめていくものだからです。
――本書より引用

著者について

アーネスト・ヘミングウェイ
Ernest Hemingway
(1899-1961)
シカゴ近郊生れ。'18年第1次大戦に赤十字要員として従軍、負傷する。'21年より'28までパリに住み、『われらの時代』『日はまた昇る』『男だけの世界』などを刊行。その後『武器よさらば』、短編「キリマンジャロの雪」などを発表。スペイン内戦、第2次大戦にも従軍記者として参加。'52年ピューリッツァ賞を受賞。'61年、猟銃で自裁。
――本書より引用

訳者について

福田恆存
Fukuda Tsuneari
(1912-1994)
東京生れ。東大英文科卒。評論・翻訳・劇作・演出の各分野で精力的に活躍。主著には『人間・この劇的なるもの』等多数。芸術院会員。
――本書より引用

【読書感想】 老人と海 ヘミングウェイ

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あらすじ

ある夕食会で出会った、冴えない男ストリックランド。ロンドンで、仕事、家庭と何不自由ない暮らしを送っていた彼がある日、忽然と行方をくらませたという。パリで再会した彼の口から真相を聞いたとき、私は耳を疑った。四十を過ぎた男が、すべてを捨てて挑んだことは――。ある天才画家の情熱の生涯を描き、正気と狂気が混在する人間の本質に迫る、歴史的大ベストセラーの新訳。
――本書より引用

【読書感想】 月と六ペンス サマセット・モーム

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あらすじ

いったいこの書類はどこから送られてきたんだ? いつのまにか特捜部Qのデスクに置かれていた20年も前の事件の書類。18歳と17歳の兄妹が惨殺された事件だが、その後犯人は自首して服役中。つまり未解決事件ではない。なのになぜ未解決事件を調査する特捜部Qに? 興味を抱いたカールとアサド、それに新メンバーのローセは再調査に取り組むが、当時の容疑者たちはいまや有力者に……ますますパワーアップの人気シリーズ第2弾
――本書より引用

読書感想

読みどころ

  • 未解決事件を専門に捜査を行う「特捜部Q」が、デンマークにおける特権階級の闇を暴く長編ミステリ小説。
  • シリーズ第2作目にして新メンバが新たに加わったが……、やはり変人だった。
  • 著者近影の写真から漏れ伝わってくるとおり、前作に引き続き事件における暴力性が凄まじい。

【読書感想】 特捜部Q キジ殺し

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あらすじ

捜査への情熱をすっかり失っていたコペンハーゲン警察のはみ出し刑事カール・マークは新設部署の統率を命じられた。とはいってもオフィスは窓もない地下室、部下はシリア系の変人アサドの一人だけだったが。未解決の重大事件を専門に扱う「特捜部Q」は、こうして誕生した。まずは自殺と片付けられていた女性議員失踪事件の再調査に着手したが、次々と驚きの新事実が明らかに! デンマーク発の警察小説シリーズ第一弾!。
――本書より引用

読書感想

読みどころ

  • 北欧デンマークを舞台にした警察ミステリ小説。シリーズもの第一作目。
  • クセのある有能刑事と謎多きシリア人アシスタントのコンビが魅せる。
  • 埋もれていた未解決事件の謎解きと、渦中の被害者の描写、2つの物語が重なる瞬間、震える。

【読書感想】 特捜部Q 檻の中の女

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あらすじ

ドイツ、ケルンで続く猟奇殺人事件。被害者はいずれも腕や脚など、体の一部や内臓が失われていたため、〈解体屋〉事件と名づけられた。遺体とふたりきりになり、その声を聞くという独特な手法で捜査にあたる変人事件分析官アーベルと、その行動に戸惑い反発する若き女性分析官クリスト。ふたりが挑む「人形遣い」と名乗る犯人は何者なのか? ドイツミステリ界の大型新人登場!
――本書より引用

読書感想

  • 町と自然が共存する美しいドイツの町ケルンを舞台にしたドイツミステリ作品。
  • 人形遣いと呼ばれる過去のトラウマから連続殺人を行う恐ろしきシリアルキラーと警察との見応えある駆け引き。(攻殻機動隊の人形遣いとは関係ない)
  • かなりクセのある主人公の事件分析官アーベルと強気の助手である女性分析官クリスト。個性あふれるこのコンビがたまらなくいい。

【読書感想】 人形遣い 事件分析官アーベル&クリスト

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「死のドレスを花婿に」のあらすじ

ソフィーの目の前に転がる男児の無残な死体。ああ、私はついに人を殺してしまった。幸福だった彼女の破滅が始まったのは数年前。記憶にない奇行を繰り返し、彼女はおぞましい汚名を着て、底辺に転落したのだ……。 ベストセラー『その女アレックス』の原点。あなたの心を凍らせる衝撃と恐怖の傑作サスペンス。
――本書より引用

「死のドレスを花婿に」の読書感想

※ネタバレを含みます。

読みどころ

  • ベストセラーとなった『その女アレックス』を彷彿させる主人公とストーリー展開を繰り広げるミステリ・サスペンス小説。
  • 子細に、執拗に、長きに渡って少しずつ人の人生を狂わせる、究極の胸糞の狂気性を持った復讐劇。
  • 狂気的な復讐、これ以上ない絶望、そして運命の逆転劇、予想をすべて裏切るピエール・ルメートルの作風が顕著に現れている。

【読書感想】 死のドレスを花婿に ピエール・ルメートル

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あらすじ

カミーユ警部の恋人が強盗に襲われ、瀕死の重傷を負った。一命をとりとめた彼女を執拗に狙う犯人。もう二度と愛する者を失いたくない。カミーユは彼女との関係を隠し、残忍な強盗の正体を追う。『悲しみのイレーヌ』『その女アレックス』の三部作完結編。イギリス推理作家協会賞受賞、痛みと悲しみの傑作ミステリ。
――本書より引用

読書感想

読みどころ

  • 第1作でドン底に落ち、第2作で復活を遂げたカミーユ警部に訪れる新たなる苦難を描く物語。
  • 二度あることは三度ある、ミステリの醍醐味をふんだんに盛り込んだ本作においても終盤でガツンとやられる展開が待ち受ける。
  • カミーユ・ヴェルーヴェンという非常に魅力あふれる人間臭い男の物語をぜひ第1作目から読んでほしい。

【読書感想】 傷だらけのカミーユ ピエール・ルメートル

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あらすじ

異様な手口で惨殺された二人の女。カミーユ・ヴェルーヴェン警部は部下たちと捜査を開始するが、やがて第二の事件が発生。カミーユは事件の恐るべき共通点を発見する……。『その女アレックス』の著者が放つミステリ賞4冠に輝く衝撃作。あまりに悪意に満ちた犯罪計画――あなたも犯人の悪意から逃れられない。
――本書より引用

読書感想

読みどころ

  • 身長145センチの小柄ながら鋭い閃きと明晰な頭脳を持つかなり個性的な刑事カミーユが凶悪事件を解き明かす。
  • カミーユのみならずその部下たちもかなり個性的な面々であり彼とのやりとりが面白い。
  • 連続殺人の背景に潜む驚きの共通点、最終章でガツンとやられる。

【読書感想】 悲しみのイレーヌ ピエール・ルメートル