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電子書籍を「Amazon Kindle」から「honto」に乗り換えてみた ~電子書籍サービスを比較

目次 [隠す]

序章:アマゾンにどっぷり依存した生活を省みる

※はてなブックマークでコメントいただいた内容を参考に追記しました。
コメントいただいたみなさまに感謝申しあげます。(2017.07.12)

みなさんは電子書籍を利用していますか?

そしてどこのサービスを利用していますか?

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これまで私はオンラインショッピングをアマゾンに深く依存してきました。

そんなわけで、電子書籍を利用しようと思い立ったときにアマゾンが提供する「Amazon Kindle」を選択するのは極めて自然な流れだったのです。

【Amazon Kindle アプリ版】タブレット (アンドロイドOS) 購入と電子書籍デビュー | neputa note

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数あるオンラインサービスの中からどこを選択するかは人それぞれで、自分にあったものを使うのが良いと思います。

なかでもアマゾンは使い勝手がよいうえに有料会員の費用も安く(月あたり325円!)、映像、音楽なども追加料金なしで楽しめます。

気がつけば私のオンライン消費行動の90%以上(金額ベース)をアマゾンが占めておりました。

なにか一つに依存することへの危機感

ただ、何事もそうですが依存しすぎることはよくないという経験則があります。

そして最近、「日本で売上をあげながら法人税を日本で納税してない」や、「日本の出版界を支配する手を強めてきた」などのニュースをきっかけに、今の1社依存状態をどうにかしたいという思いが強くなってきました。

苦悩の日販、出版不況に配送危機が追い打ち  :日本経済新聞

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といいつつどこを利用しようか

2005年から始まったアマゾン依存生活をそろそろ脱するときが来たのではないか?

こういった経緯で、急いでいる買物はヨドバシドットコム、そうでないものは他のオンラインモール、古本を探す場合はオンラインで古書店を巡るようになりました。

かつてはアマゾン一強と思っていたけれど、気がつけばいろいろと良いサービスが出てきており、なかにはアマゾンよりも便利なところも見つかりました。

「脱アマゾン、できるだけ国内のサービスを応援も込めて使ってみよう計画」を個人的に進めてきたのがここ2~3ヵ月のことです。

そしていよいよ、電子書籍という聖域に大きなメスを入れる時を迎え、比較、選定から移行の四苦八苦などを書くのが今回の主題です。

ここまで長くてすいません。

本章:電子書籍10サービスを比較

たくさんありますね、電子書籍サービス。

これだけあると調べるだけでひと苦労だし、悩まずKindle選んで正解なんじゃないか?意味あるのか?いきなり途方に暮れてしまいました。

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ということで、「まずは条件を絞り込み、それに合致するものが見つかったらそれに決める方式」をとることにしました。

何を条件としたかは以下の通り。

  1. Kindleと同等、あるいはそれ以上にポイント、割引などで安く買える。
  2. ブックリーダーアプリに栞、メモ、複数端末での進捗同期がある。
  3. 「無料で読める」が充実している。

他にも細かい要望はあるけれど、まずはこの3つをクリアできれば良しとしようということで調査を始めました。

利用実態の調査レポートを参考に比較してみる

とりあえず2016年度の電子書籍利用状況を調査したレポートを参考にしてみました。

2016年電子書籍に関する利用実態調査

MMD研究所は、電子書籍を現在利用している20歳~59歳の男女442人を対象に「2016年電子書籍に関する利用実態調査」を実施致しました。

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このレポートに各サービスの利用状況調査も載っていますが、やっぱりKindle強しです。

ebook-report
出典:2016年電子書籍に関する利用実態調査 - MMD研究所

2位以下から選ぼうと思うのですが、全てをこまかく調べるのは大変です。

まずは個人的に抱いているイメージ、偏見などなどで強引に絞り込んで比較してみることにしました。

楽天Kobo

  • いちど加入してしまうと地獄の底までスパムメールを送りつけるサービスとして有名ですね、「楽天グループ」。
  • 順調に利用者を伸ばしているようですが、我が家の家訓により楽天メールを受信することができないので断腸の思いで却下。

iBooks

  • 私はリンゴのマークが入った端末(アップル社)を持っていません。
  • 当然MacBookも持っていないので、スターバックスコーヒーも利用できない有様です。(スタバはマックブックとドヤ顔が必須と聞きました)
  • Apple社自体は好きですし、かつてデザイン畑で仕事してた時はMacユーザーでしたが、現状を鑑みご縁が無いので却下。

Reader Store

  • (かつて昔は)天下の「ソニー」、が提供するサービスです。
  • 海外の電子書籍マーケットを閉鎖したり、書籍リーダーを撤退したりいまいち本気度が感じられないメーカーという印象です。
  • 今や昔ですがウォークマンなどお世話になっていたし、頑張ってほしい気持ちはあるのですが、情けは人の為ならず、却下です。

honto

  • 印刷大手から電子サービス分野まで幅広く手掛ける「大日本印刷」と、かつて変なキノコをアイコンとして猛プッシュしていた「NTTドコモ」の合弁サービスです。
  • ドコモの参画がどんなメリットを生み出してるのか謎ですが、ちらほら見るニュースでは好印象、ということで候補とします。

eBookJapan

  • 「ヤフー」や「ソフトバンク」の子会社が運営しているサービスです。
  • マンガが主力で小説や一般書籍を提供していないこと、野球のソフトバンクホークスが強すぎることの2点により残念ながら却下といたします。

LINE マンガ

  • 泣く子も黙るほど今やメッセージアプリの代名詞「LINE」が提供するサービス。
  • LINEは日々使いますが、こちらもeBookJapanと同様マンガサービスが主体なのと、アイコンが緑色であることを理由に泣く泣く却下です。

BOOK☆WALKER

  • 最近は陰りを見せ始めたニコニコ動画のドワンゴとラノベ漫画の猛者カドカワが合体した「株式会社KADOKAWA・DWANGO」(だから名前つなげるのはヤメよう)が提供するサービスです。
  • 特定の出版社が提供するサービスだと、読みたい他社の作品がないケースにぶち当たる不安があるので却下とします。

紀伊国屋BookWeb

  • 以前は近くに店舗があったこともありよく利用していた「紀伊国屋書店」ですが最近はすっかりご無沙汰です。
  • 電子書籍サービスであれば店舗への距離は関係ないし、いい本屋さんだという思いはあります。
  • ただ、実店舗がメインの会社がどこまで電子書籍に力を入れるのか不透明であることがアンケート調査の順位に表れているような気がするので、断腸の思いで却下といたします。

※追記:2017.07.12
紀伊国屋のリーダーアプリ「Kinoppy」はアップルのiBooksに先駆けて縦書きEPUB3に対応するなど、EPUBフォーマットの牽引役として頑張っているそうです。
hontoと詳しく比較してよく考えてみればよかったなあと後悔。

DMM.com電子書籍

  • アダルトなサービスで稼いだ豊富な資金であらゆるサービスに参入し価格破壊をもたらすオンラインビジネス界の暴れん坊将軍「DMMグループ」が提供するサービスです。
  • 他のサービスをいろいろ使っていればポイントを相互に利用できて便利だったりすると思うのですが、そういうわけでもないので却下としようと思います。
  • ただ本気を出したらきっと伸びるんだろうなとも思います。

honto のメリットを調べてみる

ざっとですがひとつひとつ調べてみた結果、個人的になにかしらのマイナス要素が最もないのが「honto」という結論になりました。

しょうもない解説を読んでいただいた方はほんとうにありがとうございます。

ここで当初かかげた条件をふり返ってみつつ、hontoのサービスを調べた結果をまとめてみたいと思います。

1.Kindleと同等、あるいはそれ以上にポイント、割引などで安く買える

Kindle Storeでは「セール」と「ポイント還元」の2つで価格を下げるサービスを行っていますが、若干ちがいはあるけれど場合によっては同程度の安値で購入することが可能だったりします。

セールとクーポン

期間限定価格などのセールはKindleと同じですが、「クーポン配布」が特徴と言えます。ほしい本を対象としたクーポンがあるかは各書籍のページに表示されます。

honto-coupon

親の仇のようにクーポンをばらまきまくっている印象があります。

2017年7月8日現在で配布しているクーポンはこんな感じです。

honto-coupon
ポイントサービス

電子書籍はもちろん、紙の本を購入してもポイントがもらえます。

また、ポイントの還元率を増やしてくれるクーポンもあるので、セールによる値引き&還元ポイント追加クーポンのコンボが決まればかなりお得になります。

うまくいけばKindle Storeよりも安く買えるケースもあるし、この条件については及第点としました。

2.ブックリーダーアプリに栞、メモ、複数端末での進捗同期がある

Kindleのように専用端末はありません。

アプリをインストールして利用することになり、対象OSはWindows、Mac、Android、iOSなど普及しているOSはカバーできていると思います。

電子書籍リーダーのいらない「hontoビューアアプリ」 - honto

hontoで購入した本(電子書籍)を読む方法は2つ。ご利用の環境に合わせて専用アプリもブラウザビューアも選べます。電子書籍リーダーを持たなくても電子書籍が読めます。書店で使えるhontoポイントも貯ま

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肝心の栞やメモ、複数端末の同期についてですが、ひとつのアカウントで5台まで、進捗や栞、メモなどをクラウドサーバ経由で同期できます。

ページ単位でブックマークをつけたり

bookmark

マーカーを引いた場所はサイドメニューで一覧確認できる

marker

コメントを残すことも

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Kindleアプリに比べてページをめくる手ごたえがないので慣れる必要があるなと感じましたが、ほしい機能は揃っているので良しとします。

3.「無料で読める」が充実している

よくあるコミックスの1巻だけとか3巻までといったものになりますが、無料で読める作品は多数あります。

どのぐらいあるかというと、総数は不明ですが、マウスホイールが火を噴く勢いで1分ほどスクロールしてもまだ読み込む先がある、といった感じです。

気になるマンガ作品はこれで試し読みしてから残りを買いたいので、まずは十分かなあと思います。

4.その他いいなと思ったサービス

以降は当初の条件としてはいなかったけれど、いろいろ調べてみて気に入ったサービスを列挙します。

  • 紙の本は一冊から送料無料でお届け。  ※下記に追記
  • 提携リアル書店(丸善・ジュンク堂・文教堂・啓林堂)でポイント利用が可能。
  • 上記店舗にアプリでチェックインするとポイントがもらえる。
  • EPUBファイルのインポートが可能。

※追記:紙の本の送料について  2018年10月1日(月)より、紙の本の送料は下記のとおり有料となってしまいました。
 ・3,000円(税込)以上のご注文…無料
 ・3,000円(税込)未満のご注文…330円(税込)

honto 本の通販ストア 10月1日より「店舗お受け取り」サービス強化!~同日より「店舗お受け取り」サービスの初利用で50ポイントプレゼント~|hontoPR事務局のプレスリリース

hontoPR事務局のプレスリリース(2018年10月2日 11時00分)honto 本の通販ストア 10月1日より[店舗お受け取り]サービス強化!~同日より[店舗お受け取り]サービスの初利用で50ポ

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※追記:2017.07.12

  • 読割50

これは調べていたときに気づかなかったのですが、このサービスは、hontoおよび特定の書店(丸善・ジュンク堂・文教堂)で購入した紙の本を、5年間のあいだ同一タイトルの電子書籍を半額で買える、というサービスです。

honto -『読割50』で紙の本を買ったら電子書籍がおトクに

本の通販ストアおよび、丸善・ジュンク堂・文教堂の提携書店にて対象の紙の本を購入すると、同一の電子書籍が紙の本の購入から5年間、50%OFFで購入できるサービスです。

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あくまでhontoのアカウントを作ってから購入記録がなされた本のみが対象となりますが、紙と電子書籍を併用していて電子書籍に買い替えたいと思った場合にはとてもうれしいですね。

私はまさに併用利用者ですので、こういった機会が訪れると思いますのでぜひ活用したいと思います。

Kindleで読んでいる本をhontoに移行はできるのか?

結論から言うと、「できるけど止めた方がいい」としました。

理由としては以下の3点です。

  1. KindleのDRM保護って解除していいのか不安
  2. EPUB変換でコンテンツの劣化を防ぐのが面倒そう
  3. hontoのインポート機能が使いづらい

Kindleの.AZWというファイルにはDRM(デジタル著作権管理)という保護がかけられています。

これらを解除するツールがあるので、やろうと思えばできるけれどそれってどうなの、という問題があります。

そして、実際に解除してEPUBに変換した方々の例を調べてまわったのですが、縦書きの文章、コミックの画像が相当程度、劣化しているなあという印象でした。

また、hontoのEPUBファイルのインポートは、かなり深い階層にファイルを配置する必要があり、かつ一冊ずつの読み込みとなるなど、多用したい人にはお勧めできないと感じました。(※いずれ改善されるかもしれませんが2017年7月現在の状況)

終章:移行してみて(まとめ)

まだまだほしい本が紙の本のみであることが多いし、時間をかけて読みたいものはやっぱり紙の方がいいという思いもあるので、おそらく私は紙と電子書籍の両方を併用していくと思います。

honto


そんな中で急遽思い立った今回のKindleからhontoへの乗り換えですが、果たして誰かのためになる記事であるかはかなり疑問ですが、ざざざっと書いてみた次第です。

Kindleで購入したものは、Kindleで読むと割り切って、hontoを使い始めたのですが、今のところ、おかげさまで快適に電子書籍ライフを送ることができています。

ひとりでも多くの人が素敵な本と出会い、充実した読書体験を送れるといいなあと、1人の読書好きとして祈っています。

長文・駄文しついれいしました!

Comments

8 件のコメント :

Unknown さんのコメント...

こんにちは。記事楽しく読ませていただきました。
こちらhontoユーザーなのですが、hontoで読むときにはどのような端末を使っているでしょうか。
また、kindleを使用されていた際にはどのような端末を使っていらっしゃったでしょうか。
教えて頂けると幸いです。

neputa さんのコメント...

コメントいただきありがとうございます。

使用端末ですが、「Huawei 10.1型 MediaPad T2 10.0 Pro」のタブレットを使用しています。
Kindle・honto いずれもこのタブレットにアプリをインストールしての利用となります。

持ち歩くには少々大きいですが、漫画は見開きで読みたいと考え10インチを選びました。

できれば文庫用にコンパクトなものがほしいところではありますが…。

ご参考になりましたら幸いです。
あらためましてこの度はご訪問、コメントありがとうございます。

匿名 さんのコメント...

昔の記事に失礼します。
hontoもKindleもebooksも使いますが、アプリではkinoppyの使い勝手が断トツで素晴らしいです。
騙されたと思ってアプリだけでも使ってみてください。

neputa さんのコメント...

やはりそうなのですね。というのもkinoppyの評判はときどき耳にすることがあり、皆さま同様にとてもいいと言っております。
試しに無料書籍をkinoppyで試し読みしてみようと思います。
コメントどうもありがとうございます。

文 さんのコメント...

お返事ありがとうございます。前回は匿名で失礼致しました。

手持ちの自炊PDF書籍をDropBoxに入れておくと、kinoppyはDropBoxと連携して本棚に並んでる表紙をタップだけでダウンロードして読むことが出来ます。
このkinoppyの元の作者はbReaderという読書アプリを作成しているのですが、自炊PDF本でも販売電子書籍と同じようにリフローで文字のサイズを変えることが出来る唯一無二のアプリです。古い単行本などもSEサイズの端末で文庫のように読めるようになるので手放せません。
回し者のようですみません 笑

neputa さんのコメント...

ひとつのアプリで自炊本と新規購入本を一括管理できるのは魅力的ですね。
確かにhontoでPDFを開くとページ拡大はできますが、文字サイズに合わせてリフロー調整は効かないのに気づきました。
kinoppyの作者さんのこだわりとアプリの魅力がもっと理解できました。
たくさん教えていただいてうれしいです。
ありがとうございます!

Sonu さんのコメント...

nice

neputa さんのコメント...

拙いブログですが訪問いただいた上、コメントいただきありがとうございます!