視覚に関する記録 07 【日記】
初稿:

2025年に発症した視野の欠落、夜盲、羞明に関する記録の続き。
先日、さらに詳しい検査を受けるため、遠方の病院を紹介してもらった。 早速予約が取れたので通院してきた。
これまで同様、今回の出来事や通院の結果を記録しておく。
前回の記録は以下。
視覚障害の通院記録と心境の変化を綴る日記。症状の改善を目指し、次回の診察に向けての思いを共有します。
2025年12月11日(木)の通院
2時間の道のりと病院の様子
私は東京の郊外に住んでいるが、紹介された病院は都心のさらに先にある。
通勤ラッシュの時間帯、電車とバスを乗り継ぎ、2時間以上かけて到着した。
病院はこれまでの病院と同様、とにかくでかい。敷地はさらになお広く、いくつもの建物が点在している。
病院によって微妙に異なる初診手続きを何とかクリアし、眼科のフロアへ向かった。
最後の会計では、この日が新システムの導入日だったらしく、支払いを済ますまでに2時間近くかかってしまった。
私はこういった運の悪さをよく発揮する。慣れたもので、院内を散策したり、持参した本を読んだりしてストレスなく過ごすことができた。
担当医による診察と検査
この病院での担当医もお若い方だった。
詳しいヒアリング、遺伝性の疑いがあるため家系図の作成などを行った。
その後、以下の検査を実施。
- 視力検査
- 眼圧検査
- 眼底検査
- 視野検査
- 細隙灯顕微鏡検査
いずれも、前の病院で行った検査と同様の物だったが、撮影した画像の解像度が高く、より詳細に観察できるとのことだった。
結果として、網膜の三層のうち、真ん中の層に異常が見られることがわかった。
また、ドーナツ状に視野が欠けており、真ん中は無事だと思われていたが、実は中心部にも若干の異常が見られることがわかった。
今回の検査結果を踏まえ、来年3月に再度通院し、さらに詳しい検査を行うことになった。
だいぶ間が空くが、行う検査の最短の予約がこれしか取れなかったとのこと。
心境の変化とこれから
視野の中心さえあれば字が読めるし、この先なんとかなるだろう、と思っていた。しかし、中心部にも異常が見られると聞き、少し不安になった。
中心がダメになると、視野の外周部分しか見えなくなる。まあそうなったら日常生活で視覚に頼るのはあきらめ、音声中心に切り替えると腹積もりをしておこう。
次に進捗があるのは冬も終わりの頃だ。命に係わるわけではない分かりづらい病気は、とにかく時間がかかる。
これも、あきらめの境地で受け入れようという覚悟ができた。
一年で最も好きな年末の時期を迎えた。瞬間瞬間を大切に過ごしたいと思う。