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Dr.ハインリッヒ 単独ライブ 『原液、形而上学』 を体験してのこと 【日記】

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会場「浅草公会堂」ロビー踊り場にて

「Dr.ハインリッヒ 単独ライブ」体験以前

お笑いコンビ「Dr.ハインリッヒ」の単独ライブを体験してきた。

Dr.ハインリッヒ(ドクターハインリッヒ)は、吉本興業大阪本部に所属する一卵性双生児の姉妹からなる日本のお笑いコンビ。京都府出身。

Dr.ハインリッヒについては以前、M-1グランプリに関連して以下のような記事を書いた。

「生まれてすいませんへのアンチテーゼやないか」 Dr.ハインリッヒ(ドクターハインリッヒ)【M1グランプリ応援記事】 | neputa note

お笑い、特に漫才が好きです。そして年末と言えば「M-1グランプリ」が開催されますね。これを書いている2020年11月22日現在は、準々決勝が終わり、準決勝進出25組が決定しています。毎年楽しく視聴さ

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その存在を知り、未だ体験したことのないDr.ハインリッヒの漫才に魅了されたのは3年ほど前でしかない。

Dr.ハインリッヒのYoutubeチャンネルを最初の動画から順番に視聴し「なぜ、もっと早くに知ることができなかったのか?」「大阪、あるいは関西圏に住んでいればどうだったか?」など、はげしい後悔にとらわれたりもした。

Dr.ハインリッヒチャンネル - YouTube

Dr.ハインリッヒの公式チャンネルです。ネタ等アップしていきます。よろしくお願いします。

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そして、いつしか目の前でDr.ハインリッヒの漫才を見てみたいと強く願うようになった。

だが大きな波動の波に乗りはじめたDr.ハインリッヒの人気は急上昇。

チケット抽選は厳しいものとなった。

この春、待ちに待った東京単独!と勢いよく抽選に申し込んだもののあえなく惨敗。

しかし、お二人にとってはもちろんのこと、関係者や席を確保したファンの方々にとってどれほど残念であったか、このライブは延期となってしまう。

そして延期の結果、わたしは再販で当選する。

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前回当選し今回落選の方には申し訳なさと、抑えきれない喜びの気持ち。

わたしは業が深く運命は非情だ。

この延期を乗りこえ開催に漕ぎつけてくださった皆様に感謝しつつ見れない人のぶんまで楽しんで来ようと思った次第。

「Dr.ハインリッヒ 単独ライブ」体験以降

さあ、「Dr.ハインリッヒ 単独ライブ in 東京 『原液、形而上学』」である。

単独ライブなど長丁場であれば、ゲストを呼んだり企画をやったりで時間をつなくライブも多々ある昨今。

漫才のみで挑む90分一本勝負。

最低限の演出、MCでゴリゴリ演奏のみで疾走した「THEE MICHELLE GUN ELEPHANT」のライブを思い出す。

ネタの詳細などは書かないほうがいいのだろう。たぶん。

配信もないこのライブ、あの空間あの瞬間のできごとは幸福な記憶として心にとめおくのが良いような気がする。

会場で流れた楽曲については構成作家ヨシピーさんこと吉岡様よりTwitterで公開されていたので引用させていただく。

客入れ
1.パール / THE YELLOW MONKEY
2.MY WINDING ROAD / THE YELLOW MONKEY
3.ホルン協奏曲 Op.8 第3楽章
4.ピンクパンサーのテーマ

出囃子
1.サイキック No.9 / THE YELLOW MONKEY
2.デッドマンズ・ギャラクシー・デイズ / THEE MICHELLE GUN ELEPHANT
3.SAILINGER / Blankey Jet City
4.ジプシー・サンディー / THEE MICHELLE GUN ELEPHANT
5.アイネ・クライネ・ナハトムジーク / モーツァルト
6.ヘッドライトのわくのとれかたがいかしている車 / Blankey Jet City
7.星空のディスタンス / THE ALFEE
8.SPAGHETTI HAIR / Blankey Jet City
9.聖なる海とサンシャイン / THE YELLOW MONKEY
10.ひとりぼっちのPretender / THE ALFEE
11.いとしのレイラ / エリック・クラプトン

エンディング・客出し
エレクトリック・サーカス / THEE MICHELLE GUN ELEPHANT

あと「Dr.HR」のロゴでせり上がってきたとき、オープニングにして感無量だったことは記しておきたい。

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エンディングの写真どうぞタイムにて(いいカメラほしい)

以降はライブを体験して沸き起こった感情や思考したことなどを記載するにとどめたい。

Dr.ハインリッヒの魅力について

今回、パートナーと共に浅草公会堂へと向かった。

会場に集まる1000人の人びとを目前にし、パートナーは「それぞれがそれぞれの感性でおもしろさを見出しているんだろう」といった内容のことを話していた。

そういえば、わたしはDr.ハインリッヒの何処を、何をおもしろい、あるいは魅力と感じているのだろう。

ライブ中はすっかり忘れていた問いだったが、帰りの電車のなかでさまざまな思いが頭をめぐり始めた。

今回のライブでは開演前、終演後の影ナレ(諸注意などのアナウンス)を幸(みゆき)さんが読みあげていた。(声の区別はついているつもりだが、彩(あや)さんだったらゴメンナサイ)

影ナレはいわゆる「インフォメーション」であり、おもしろ要素はゼロのはず。

だが、この影ナレがやたらおもしろい。聞けば聞くほど可笑しみが込み上げてくる。

これまでの人生で一度も使ったことのない脳細胞が刺激を受けたような未知なるおもしろさだ。

動画でネタやトークを見ていただきたいが、お二人の声やイントネーションは非常に似ている。

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これが示すことはつまり、わたしにとって、「Dr.ハインリッヒは、話している時点でもうすでにおもしろい」という事実だ。

Dr.ハインリッヒの漫才がなぜこんなにも好きなのか、おもしろいかについても色々思い当たった。

Dr.ハインリッヒの漫才が好きな理由1

個人的に、古今東西の演芸を含む「芸術」において、「笑い」をつくり出すことがもっとも難しいと思っている。

Dr.ハインリッヒは漫才師であり、漫才師とは話術とある程度の動作・所作でもって笑いを引き起こす芸。

「容姿振る舞いに対するイジリ」「自虐」「下ネタ」「はたくなど軽度な打撃」などは、笑いにつながりやすい要素としてこれまで多用されてきた。

がしかし、昨今ようやく広がりはじめたコンプラの波がお笑いの世界にも押し寄せてきた。

表現が狭くなる、笑いがとれないなどなど演者側からの悲鳴も耳にする。

だが、Dr.ハインリッヒは初めからそんなものは必要としていなかった。

自分たちの世界を追求し芸を磨き表現の幅を広げ、2022年10月7日の浅草公会堂1000人を笑いの渦で包んでみせた。

お笑いにおける傷つける傷つけない論争、漫才か漫才じゃない論争などM-1グランプリを機に毎年なにかしら話題が起こる。

そんな騒がしい世間をよそに、はるか高みをお二人がさわやかな風とともに駆け抜けていっているようにも感じた。

今年もM-1後になにかと話題が巻き起こるかもしれない。

だがDr.ハインリッヒはもうその次元にいない。

これはとんでもなくスゴイことだと思うのだ。

Dr.ハインリッヒの漫才が好きな理由2

結構な確率で、最初のワードで「?」となることがある。

一見なんの関連性のないワードが続いたり、会話の脈絡が見えなかったりするネタがある。

それらがあるタイミングで、キュッと一本の糸でつながる。

この瞬間、わたしはうつくしい円環が結ばれたような感覚を受ける。

わたしは、笑いの向こう側に恍惚とした光があることをDr.ハインリッヒの漫才で知った。

Dr.ハインリッヒの漫才が好きな理由3

Dr.ハインリッヒが扱うワードもまた良き。

以前、漫才中に登場するワードでつくられた展示映像があるので参考まで。

本や辞書で見た程度、およそ人が発話するのを聞いたことがないワード、それを、あのお二人の声をとおして初めて耳にする。

その瞬間、わたしの脳は誤作動を起こしているのだと思う。

これはどういう感情であるかうまい表現が見つからない。快感であり、おかしさが込みあげてくるのだ。

また漫才以外で聞いたことのある伝統や歴史の詰まったワードが予測を裏切るタイミングで放り込まれる瞬間も大好きだ。

またお笑いにおいて思想を帯びたワードは避けられる、あるいは「スカし」の対象となりがちと個人的に感じている。

だがDr.ハインリッヒの漫才においては異なる。

多くは幸さんの場合が多いが、強めのワードをドスンッ!と発すると、会場はドカンッ!と爆笑の渦。

その瞬間にわたしは時代に風穴があく爽快感のようなものを感じる。

書けば書くほどオタじみてくるのでこれぐらいで自制しよう。

さいごに

会場にいた1000の人たち、日本中にいるファンの方々、みなそれぞれの感性でDr.ハインリッヒの漫才やトークを堪能しているのだろうな。

偶然この記事を読んでしまった方もぜひDr.ハインリッヒの世界の扉を開いてみてはいかがだろうか。

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