2016年3月26日5 min readBOOK『ルームメイト』 今邑彩 【あらすじ・感想】私は彼女の事を何も知らなかったのか……?大学へ通うために上京してきた春海は、京都からきた麗子と出逢う。お互いを干渉しない約束で始めた共同生活は快適だったが、麗子はやがて失踪、跡を追ううち、彼女の二重、三重生活を知る。
2015年11月2日14 min readBOOKマークスの山 高村薫 ~あらすじと感想(ネタバレを含む)「マークスの山」あらすじと感想(※ネタバレを含む)昭和51年南アルプスで播かれた犯罪の種は16年後、東京で連続殺人として開花した ―精神に〈暗い山〉を抱える殺人者マークスが跳ぶ。元組員、高級官僚、そしてまた…。謎の凶器で惨殺される被害者。バラバラの被害者を結ぶ糸は?マークスが握る秘密とは?
2015年3月9日10 min readBOOK『教団X』中村文則 - 善と悪の対立を描くミステリ【あらすじ・感想】中村文則の『教団X』は、善と悪を象徴する2つの集団が4人の若き男女を介して交差する物語。詳細なあらすじと感想を紹介します。
2015年2月27日7 min readBOOK『花曇り』 赤井三尋 【あらすじ・感想】あらすじ 一切の余分を排し背筋をざわつかせるトリックのみを抽出したミステリ。人々の心のありようを鮮やかにつづった物語。緩と急、動と静が織りなす10編による短篇集。『どこかの街の片隅で』改題。
2015年2月10日7 min readBOOK『翳りゆく夏』 赤井三尋 【あらすじ・感想】あらすじ ~大手新聞社「東西新聞」に内定が決まった少女は、二十年前に誘拐事件を起こした犯人の娘だった。『誘拐犯の娘を記者にする大東西の「公正と良識」』二十年間止まっていた時間が、週刊誌のスクープ記事をきっかけに動き出す。今や古い記憶の彼方となった事件の真相をめぐるミステリー作品。
2015年2月2日4 min readBOOK『受精』 帚木蓬生 ~先端医療が生命に及ぼす問題~【あらすじ・感想】あらすじ ~最愛のパートナーを交通事故で失った主人公の舞子。二人の思い出がある寺を再訪し、最先端の医療環境を揃えたブラジル、サルバドールの病院へ。そこには世界中から舞子と同じ境遇の女性が希望をもとめ集まっていた。しかし、そこは半世紀越しの忌まわしき陰謀が渦巻く場所であった。