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『空飛ぶ山岳救助隊』 羽根田治 【あらすじ・感想】

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あらすじ

大好きな山で仕事ができる、ただそれだけの理由でヘリコプター会社に入った篠原秋彦は、山小屋への物資輸送のかたわら、空からの遭勤救助法の確立を目指す。ひとりでも多くの人の命を救いたい。そのために山を研究し、私生活を犠牲にして現場に飛び込んでゆく。そのすさまじいまでの救助の実態を、山岳遭勤ルポの第一人者、羽根田治が真実に迫る筆力で紹介する。 amazon より引用

読書感想

山の救助活動でヘリが活躍するのは当前のように思っていた。 だかその歴史は浅く、しかも国内におけるヘリによる救助の発展は、民間企業で働く「篠原秋彦」という人物に依存するものであったという。

町での暮らしといえば、空調で快適な温度調節と肉体への負荷が低い整備された道など、できる限り自然界からの危険を回避した快適なものであろう。

多少油断して歩いていても大きな事故に遭遇することは稀である。 しかし山ではそうはいかない。少しの油断で簡単に命を失う山の状況下で頭をフル回転し肉体を駆使して千人以上の命を救ってきた篠原氏の活動に敬服の念を抱く。

山の安全という大きな課題を一人の人間に依存することは問題だが、彼が残した実績や経験が広く活かされ一人でも多くの命が助かることを願ってやまない。

著者について

羽根田/治
1961年、埼玉県生まれ。フリーライター。山岳遭勤や登山技術の取材経験を重ね、山岳専門誌『山と溪谷』や書籍などで発表する一方、沖縄、自然、人物などをテーマに執筆活動を続けている。 — 本書より引用

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