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ノートアプリJoplinをVSCodeで使用する(拡張機能を使用)

2024/04/16

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記事概要

本記事のゴール

拡張機能を使用し、VSCodeでJoplinのノートを管理できるようにする。

本記事の対象者

  • Joplinユーザでエディタに不満がある人
  • VSCodeの環境でJoplinを使いたい人
  • VScodeユーザでVScodeと親和性の高いノートアプリを検討している方

背景

  • 現在まとまったメモを「Joplin」で管理している。
  • 概ね満足しているが肝心のエディタにややストレスがある。
  • これは私がvim入力(正確にはNeovim)に依存かつJoplinのvimに制限が多いことに起因する。
  • 私にとって現在最も快適なエディタはVSCode。(Neovimの設定が概ね通る)
  • つまり「Joplin」と「VSCode」がひとつになってしまえばいいのに。

Joplinとは

公式サイト: Joplin

以前、Joplinの使い方について書いた記事。

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Joplin おすすめ無料ノートアプリ(EverNote → OneNoteを経て)

私は日々消費するTodoや、物忘れ防止に「Google Keep」を使用しています。ただ、学習したことをまとめたり、文量があったり、アーカイブとして記録しておきたい場合、Google Keepでは視認性や分類といった点で適していないと感じています。ノート用として以前「EverNot」を使用していたの

環境

  • OS:WSL2 on Windows11
  • Joplin:version 2.14.20
  • VSCode:version 1.88.1

作業概要

  1. VSCodeにJoplinの拡張機能を追加する
  2. Joplinの拡張機能にJoplinのWebClipの認証トークンを設定する
  3. Joplinを常駐起動しておく

作業詳細

VSCodeを起動し、拡張機能「joplin-vscode-plugin」をインストールする。

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joplin-vscode-plugin - Visual Studio Marketplace

Extension for Visual Studio Code - joplin's vscode integration

Joplinを起動し、メニュー → ツール → オプション → Webクリッパー を開く。

「ステップ1」の「Webクリッパーサービスを有効にする」をクリックし有効化する。(VSCodeからJoplinのデータアクセスに、Webクリッパー用のAPIを利用する)

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同画面の最下部「詳細な設定」の「認証トークン」をコピーしておく。(VSCodeの拡張機能で使用する)

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VSCodeに戻り、「拡張機能の設定」を開く。

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設定最下部の項目「Joplin: Token」に先ほどコピーしたトークンを貼り付ける。

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VSCodeをリロードすると画面左にJoplinのアイコンが表示される。これをクリックまたはショートカットキー [Ctrl] + [j] → + [J] で、VScode上にJoplinのノートを展開できる。

条件として、Joplinを常駐起動させておく必要がある。

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マークダウンのプレビューを隣に表示するショートカットキーは[Ctrl]+[K]→[V]

キーボードショートカットの基本設定→「joplin:」で拡張機能、「markdown:」でマークダウンのキー設定を変更できる。

まとめ

JoplinにNeovimのプラグインが誕生すると良いなと思い続けていたが、VSCode側にJoplinを取り込む発想はなかった。

VSCode+Neovim拡張機能で整えたエディタ環境そのままにJoplinを利用できる。しかも全て無償で利用できてしまっている。

各ツール開発者の皆様、心より感謝申し上げる。

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