2015年1月19日13 min readBOOK『文章の書き方』 辰濃和男 【あらすじ・感想】本書の概要 「テキストライティングのハック本」、ではない。著者は「文は心である」ことを何度も強調し、多くの名文を紹介しながら生き方、日々の振る舞いを丁寧に語る。明日からの心構えを正してくれる一冊。
2015年1月15日8 min readBOOK『一〇〇年前の世界一周』アベグ・ワルデマール【写真集】本書の概要 1905年、ドイツ人青年「アベグ・ワルデマール」が、1年半かけてアメリカ、日本、朝鮮、中国、インドネシア、インド、スリランカを旅し、撮影した写真を中心に編まれた作品。旅から50年を経て記した旅の回想録、当時の時代背景を交えた文章が添えられた117点の写真による100年前の世界の記録。
2015年1月12日9 min readBOOK『三たびの海峡』帚木蓬生【あらすじ・感想】主人公の人生に壮絶で過酷さを強いた、すべてへの怒り、それゆえ強く光る幸福のシーンなど、一日に珈琲一杯飲む程度の私の体のどこに、こんな水分あったかと思うほど涙が絶えない作品だった。日本と韓国を隔てる海峡を三度渡った人物を描く大河小説。
2015年1月10日10 min readBOOK『陪審裁判を考える―法廷にみる日米文化比較』丸田隆【あらすじ・感想】丸田隆の『陪審裁判を考える』は、日本の現行裁判制度の問題点を探りつつ、アメリカの陪審裁判と比較し、日本の陪審法が定着しなかった理由を具体的な資料で跡づける。
2015年1月9日5 min readBOOK『棘の街』 堂場瞬一 【あらすじ・感想】地方都市・北嶺での誘拐事件は、県警捜査一課の敏腕刑事・上條のミスにより被害者が殺害され、捜査が行き詰まっていた。自らの誇りを取り戻すため捜査に邁進する彼の前に現れた少年。その出会いが彼が封印してきた過去を解き始めた時、事件は意外な姿を見せる…。己の存在意義、組織と個人、親と子。様様に揺れる心情を丹念に描く傑作警察小説。
2015年1月8日8 min readBOOK『少年法―基本理念から改正問題まで』澤登俊雄【あらすじ・感想】澤登俊雄の『少年法』は、少年犯罪の現状と少年法の基本理念、運用手続き、改正問題の論点を解説し、少年法の将来を展望する一冊です。