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攻殻機動隊 漫画・アニメ おすすめの順番

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本記事の概要

以前、私にも「攻殻機動隊」を知らない時代があった。

それは私歴において「不幸な時代」と位置づけている。

理由は「攻殻機動隊」を知らなかったからだ。

企業のネットが星を被い、電子や光が駆け巡っても
国家や民族が消えてなくなる程
情報化されていない近未来


アジアの一角に横たわる


奇妙な企業集合体国


日本…… — 攻殻機動隊 THE GHOST IN THE SHELL 1巻 より引用

先日、『GHOST IN THE SHELL / 攻殻機動4Kリマスター』を鑑賞した。

『GHOST IN THE SHELL / 攻殻機動隊 4Kリマスター』のを見てきたのこと【映画感想】

この度、『GHOST IN THE SHELL / 攻殻機動 4Kリマスター』を鑑賞してきました。これを機に、「攻殻機動隊」についてあれこれ書いてみたいと思った次第です。しかし解説や考察はこれまで数多く書かれてきており(「攻殻機動隊 考察」で検索すると大量にあります)、今さら素人の私が何か書いたとこ

その後1週間ほど経つが、未だ興奮冷めやらず。「攻殻機動隊」についてあれこれ書いてみたい気持ちがふつふつと湧いてきてしまった。

しかし、解説や考察などは先人たちが数多くを書いていらっしゃる。今さら素人の私が何か書いたところでこの広大なネットの海に新たな価値を投じることはできない。

ということで、

  • おススメの漫画原作を読む順番・アニメを見る順番
  • 私は「攻殻機動隊」のここが好き

の2本立てを書き散らしネットの海に放り込んでやろうと思った次第。

前編はひとりでも多くの方が「攻殻機動隊」に触れるキッカケを願って、後半は著しく情報価値の低い「私の攻殻機動隊への思いの丈」を記す。

オススメの「攻殻機動隊」を読む順番・見る順番

「攻殻機動隊」とはなんぞ?という方はまずはこちらを。

『攻殻機動隊』(こうかくきどうたい、英語タイトル:GHOST IN THE SHELL)は、士郎正宗による漫画作品。ジャンルとしてはSF(パラレルワールド含む)に属する。 Wikipedia 『攻殻機動隊』 🔗 より引用

いきなり結論を記す。

漫画、アニメを併せておススメする順番は以下となる。

  1. TVアニメシリーズ(神山健3シリーズ)
  2. 映画版(押井守2作品)
  3. 原作マンガ(士郎正宗全3巻)
  4. 攻殻機動隊SAC_2045(Netflixまたは劇場版)

いきなり謝罪となるが、「ARISEシリーズ」はちゃんと視聴していないため割愛している。その理由は後述する。

「攻殻機動隊」は、「エヴァンゲリオン」のような超メジャーと言えないまでも、世界中に多くのファンを持ち多種多様なスピンオフを抱える作品だ。

私も「攻殻機動隊」を知りいざ着手しようとしたときに感じた障壁。そう、「いったいどれから手を付けよう問題」だ。

僭越ながら、まずは私が辿ったルートを各作品の魅力とともに紹介し、それを振り返ったうえで、あらためておススメの順番とその理由を記したい。

実際に漫画を読んだ順番とアニメを見た順番

これはどの作品でもそうだが「まずは原典にあたれ」の精神で、私はまず原作に手を付ける傾向にある。

取っつきやすさなどを考慮すると、これが必ずしも正解とは言えないパターンもある。ただし、歴史的な意味合いにおける「作品のはじまり」を体感したい欲求からこの方式を貫いている。

1st:原作・マンガ作品

原作は「士郎正宗」。彼が「攻殻機動隊」の「生みの親」。

全部で3冊出版されている。出版順と内容の時系列が異なる。

出版順

  • 第1巻
  • 第2巻
  • 第1.5巻

物語の時系列

  • 第1巻
  • 第1.5巻
  • 第2巻

発売時期からだいぶ未来の時点で作品を知った私は「物語の時系列順」に読んだ。

正直な感想は「ものすごくおもしろい!が、難解」。

「難解」と感じたポイントは設定、ストーリーにもあるが、やはり欄外に及ぶほどの圧倒的な情報量による部分が大きい。

時間をかけ順を追ってなら理解できる内容でも、ギュッギュッと詰まったページを前にすると圧倒されるてしまう。

難解ながらも読破したが、あとから思うこととして「アニメが先の方が取っつきやすいかも」という感触が残る。

読む順番は、時系列で

  • 第1巻
  • 第1.5巻
  • 第2巻

で読むことをおススメする。

理由は上記で述べた通り、時系列を脳内で整理しながら内容を理解するのは結構ハードだから。もし1巻を読んでみて問題ないようであれば出版順でもいいのかもしれない。

2nd:TVアニメシリーズ

続いて、神山健治監督の『攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX(全26話)』を一気に視聴。

続編もあるのでそれらもガッツリ一気見。

  • シリーズ第1弾『攻殻機動隊STAND ALONE COMPLEX(全26話)』
  • シリーズ第2弾『攻殻機動隊S.A.C. 2nd GIG(全26話)』
  • シリーズ第3弾『攻殻機動隊STAND ALONE COMPLEX Solid State Society(105分長編)』

このシリーズがもっとも純粋に「攻殻機動隊」を楽しめると思う。

エンタメ度が高く、ただただひたすらカッコいい。

「攻殻機動隊」の世界観を舞台にシンプルな脚本を展開している。

「タチコマ」ちゃんがいっぱい活躍するのも嬉しい。

そういえば、以前発売された「うごく、しゃべる、並列化する。1/8タチコマ」というのを思いだした。10万円ぐらいしたけどほしかった。

あと何と言っても「菅野よう子& ORIGA」のコンビによる主題歌。

爆音&ヘッドホンでこの主題歌を聞くと、いつも意識を持っていかれる。オレたちはいつだって菅野よう子の手のひらの上。

余談だが、ORIGAさんはロシア出身の歌手。透き通った歌声で「攻殻機動隊」の世界をグッと押し広げる素晴らしい歌手。

しかし残念ながら若くして亡くなられてしまった。

Origaさん死去、「攻殻機動隊」主題歌を歌う

「攻殻機動隊」の主題歌を歌い人気を博したロシア人シンガー・ソングライターのOrigaさんが、1月17日、死去した。

とても残念だが、Facebookに今でもファンの方の投稿があり、愛されていることがよくわかる。ご冥福と、素晴らし歌声に巡り会えた感謝を捧げたい。

Origa - Facebook

Origa's fanpage on Facebook. Origa (real name Olga Vitalevna Yakovleva (Russian: Ольга Вита

3rd:映画作品

アニメシリーズをガッツリ鑑賞後、押井守監督の映画2作品へ。

原作にある特定の物語を舞台に、テーマを絞って掘り下げた内容。

『イノセンス』は原作からストーリーが離れているものの、「攻殻機動隊」の根底にあるテーマをより発展させ、多くを問いかける秀逸な作品だ。

押井監督の「攻殻機動隊」はただのSFアニメというより、文学または哲学映画としての趣を感じる。

「GHOST」、「自己認識」など、これまで人類が探求を続けてきた普遍的テーマに果敢に挑戦している。

見ごたえという部分においては、押井監督の映画作品がまさにそれだ。

4th:Netflix『攻殻機動隊 SAC_2045』

2020年に公開された、神山監督と3Dアニメで知られる荒牧伸監督のタッグによるフル3DCGアニメシリーズ。

Netflixで全12話のアニメシリーズとして公開されたほか、これを再構成した劇場版もある。

タイトルに「SAC」とあり、TVアニメシリーズの続編という設定。3Dによる見た目もそうだが内容もだいぶ印象が異なる。

Netflixではシーズン2も決まっているのできっと見ると思うが、正直前のシリーズの方が格段によかったとの思いはぬぐえない。

ひととおり履修したあと、最後に余力で見てみるとよいかもしれない。

攻殻機動隊 ARISE

この他、シリーズ版および映画版で『攻殻機動隊ARISE』がある。

ARISE | 【公式】攻殻機動隊グローバルサイト

士郎正宗原作の漫画『攻殻機動隊』の公式グローバルサイト。漫画のほか、作品を原作とするアニメシリーズ『GHOST IN THE SHELL / 攻殻機動隊』『攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX』などの情報、ニュース、インタビュー、プロダクトをまとめて発信。

冒頭で謝罪を申し上げたが、ある程度見たものの最後まで視聴に至らず。

きっと全部通してみるとおもしろいのだろうとは思う。

しかし、草薙素子:田中敦子、バトー:大塚明夫、トグサ:山寺宏一の声で「動く攻殻機動隊の世界」を先に知ってしまった。声優陣や絵のタッチが大きく異なる「ARISEシリーズ」は、どうしても没入することができなかった。

もしこちらが先だったら、逆の現象になっていたかもしれない。

いずれ、視聴する良いきっかけに巡り合えたら、その時はぜひじっくり見たいと思う。

あらためてオススメの見る順番

本章の冒頭で書いた通り、これが私のオススメする順番。

  1. TVアニメシリーズ(神山監督3シーズン)
  2. 映画版(押井監督2作品)
  3. 原作マンガ(士郎正宗全3巻)
  4. 攻殻機動隊SAC_2045(Netflixまたは劇場版)

1つ目のTVアニメは、「ARISE」と見比べてみてもよいかもしれない。

ちなみに時系列で言うと、「ARISE」は「STAND ALONE COMPLEX」に登場する公安9課が発足する以前を中心に描いている。

まず神山作品で「攻殻機動隊」の世界観と楽しさを知り、押井作品で攻殻機動隊の核である「GHOST」を深堀りする。最後にマンガ原作で「そういうことか!!」と答え合わせをする。そんなシナリオを念頭に描いたオススメ順。

TVアニメも映画アニメもすべては原作から始まっている。原作にはすべてが詰まっている。よって映画やアニメで理解できなかった部分はほとんど原作で確認することができる。

もしも私と同じ「原作原理主義過激派」の方は原作マンガを読み、そのあとはお好みで映像作品を楽しむと良いかも。

ぜひ攻殻機動隊を満喫し、一緒に全身義体を夢見てくれたらうれしい。

私は「攻殻機動隊」のここが好き

ここからは、攻殻機動隊に刺激を受け脳内を巡るようになった思考をダダ漏らしていきたい。

情報価値はゼロゆえに、お時間ある方のみお付き合い願いたい。

義体化にする?しない?

高校生ぐらいのとき、友達とこんな話しをしたかった。友達いなかったけど。

草薙少佐は脳だけがオリジナルであとはすべて科学技術によって実現した「全身義体」を装備している。

もしも「義体化」の技術が実現したら、あなたはどうする?

私は「全身義体」にする。1ミリも迷うことなく、する。

私は身体的な障碍を負っているわけではない。

そんな奴が何を言っているのかと思う人もいるかもしれない。

なぜ持って生まれた体を手放し「全身義体化」を望むか

この思考の要因は私の持って生まれた性質、性格にある。

マッチョイズムへの嫌悪

私は子どものころからオス同士のマウントの取り合いとか、女性をハンティングのノリで話題にする感じが苦手というか無理。

そこにある価値観の1つとして、「体がデカかったり強かったりするヤツがエライ」というのがありますね。

自然界にも数多くみられるもので「デカくて強いやつがエライ」が席巻しているといっても過言ではない。いや過言か。

とにかくこの「デカつよエライ」や、見た目の雰囲気で何となく強弱を判断する感じ、そいうのが大嫌いであるというのが1つ目。

近所の脳性麻痺のお兄ちゃん

続いて同じく子ども時代、近所にいた脳性麻痺のお兄ちゃんを見てからずっと感じ続けてきたことだ。

あるあだ名で呼ばれていたそのお兄ちゃんは町の中で時々見かけた。

体が少し傾いた体制で歩き、いつも口元にヨダレが溢れそうになっていた。

話してみると、何と言っているのかはハッキリと分からなかったが、怒っているとか嬉しそうとか感情はわかる。

一気に時は飛び、大人になってからドキュメンタリー番組で見た話し。

脳性小児麻痺だった子どもがすっかり健常者のように会話をしたり行動できるようになった青年へと成長し、かつて世話になった恩師のもとへ会いに行くという番組だった。

子どものころの映像では、近所のお兄ちゃんと同じように何を話しているか理解することができなかった。

その子が、普通に話している。何を思っていたか、感じていたかを表現している。

このくだりは少々長くなるな、といまオレは気づいた。けど、まあいい。

意識はいつ生まれるのか

さらに続いて大人になってから読んだ『意識はいつ生まれるのか ――脳の謎に挑む統合情報理論』というイタリアの科学者らによる著書。

事故や病気で「意識が戻らない」と診断された患者に対し、家族たちの同意を得て脳の検査実験を行った記録が記されていた。

「意識が戻らない」とされていた患者は脳波を発し、意識を維持していることがわかったという。

体が動かせなかったり、顔を動かせなかったりすることで、我々は「意識がない」と判断するが、本人には表現したいことがたくさんあるのにもどかしく苦しんでいるだけなのかもしれない。

子どものころのお兄ちゃん、脳性小児麻痺を克服した青年、そしてイタリアの脳科学者が検査した患者たち。

彼らが科学技術でも魔法でもいいから健常者の肉体を手にしたらどうなるだろうか。

これがずっと頭の中にあるのだよ。

もちろん自分と比較したりもする。

彼らと自分は神経や体に大きな違いがあるけれど、条件が同じだったらどうだろうかと。

彼らの方が、ずっと仕事ができたり、ものすごい発明をするアイデアがあったり、もしかしたら芸術家としての才能があるかもしれない。

あるいはオレよりもずっとクソ野郎の可能性もある。

つまり、現実が私に伝えてくるのは、「体が邪魔で、真実が分からない」ということだ。

書いてたらいろいろ思いだして来たのでここはもっと長くなるぜ。すまん。

リハビリテーション医学会の話し

私がまだ20代のころ、さまざまな医療学会のステージや運営をする仕事をしていた時期があった。

分野ごとに学会はあるのだが、私がもっとも興味をひかれたのは新所沢の「国立障碍者リハビリテーションセンター」で行われる学会だった。

そこはものすごく広い敷地で多くの障碍を持った患者が入院していたり通院していたりした。

学会では障碍ケアや治療に関する症例や研究の発表のほか、最新の義手義足のデモンストレーションが行われていた。

もう20年ほど前の話し。

その内容はというと、見たこともない速さで走ったり、ものすごい高さまで跳躍するなどのデモンストレーションを障碍者たちが披露していたのだ。

それを見て、いずれオリンピックは障碍者が全競技でメダルを総なめにするのではないかと予感した。

そして、それは2021年の今年、東京オリンピックで実際に起こっていることだ。

脳と中枢神経で勝負する世界を望む(結構本気で)

先天的にしろ、後天的にしろ障碍を負ってしまった人の人生は非常に困難だろうと、私のようなものでも想像はつく

日常生活における苦労もそうだが、障碍を理由にその人の持つ才能や努力や人間性などを健常者と同様に評価されない現状が無念だと強く感じる。

ここでようやくこの話に戻る長かった。

だからこそ、攻殻機動隊のような世界が、技術が実現し(義体化の技術がベストだと言うわけではないが)、人類はすべて脳と中枢神経のみで勝負する世界になればいいのにと結構本気で思っているのだ。

もちろん競争に限った話だけではない。車いすや補助器具で自由に出歩いたり、店を訪れたりといった日常生活においても肉体の違いによって差別されることはたくさんある。

すべての科学技術は肉体による不平等の解消に注がれるべきだと、攻殻機動隊を読むとそんな妄想を抱く。

そうなったら言わば革命みたいなものでこれまで人類が築いてきたルールや倫理も一変する。

それでも私は「人類は脳と中枢神経系のみで勝負」の世界を強く望む。

身体による不平等がない世界を。

終わりに

いろいろ吐き出してスッキリした。

この記事の主旨はなんだったかすっかり忘れてしまった後半だったが、言いたかったのは「みんな攻殻機動隊を見よう、読もうな」ということ。

無理やり終わらせる感じだが、私のゴーストがささやくのよ、「いい加減、終われ」と。

ここまでたどり着く方はいないと思うが、何かの間違いで最後まで読んでいただいた方、心から感謝したい。友達になれると思う。

最後までお付き合いいただきありがとう!

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